EMO地産地消プロジェクトは
1.輸送距離の短縮によりCO2削減につなげる。
2.地域とキャンパスのつながりを食でつなげ、より強固なものにする。
ことを目指し、大きく分けて3つの活動を行っています。
食堂で使用される地元食材を増やす活動
地元食材の利用向上を目指し次の取り組みを行っています。
生産者探し
現在取引のある生産者さんや大学生協理事会メンバーや職員さんから地元食材を生産されている農家紹介していただき、安心な地元食材の利用を支援しています。 この活動により仕入れ額に対する地産地消率が14%(2004年)から20%(2007年)に向上しました。 しかし同時に、地元食材の増加により「野菜の形が不揃いなのでカットしにくい」などの調理作業の負担増加になりました。そこでプロジェクトでは次の活動を同時に行っています。
調理作業の改善
プロジェクトでは生協職員さんの調理作業の様子をビデオで撮影し、調理作業に改善できるところがないか分析・提案しています。その結果店長による調理作業の教育が実現。職員さんから「効率がよくなった」の声をいただきました。
食堂利用者に地産地消の良さを伝える活動
多くの方に地産地消を知ってもらい関心を持ってもらえるよう次の取り組みを行っています。
生産者訪問
食堂利用者が生産者を直接訪問、交流できる企画を実施。食材の生産過程やこだわりを知り、 食と環境への関心を深めることに貢献しています。
啓発掲示物作成
また、地産地消の取り組みや生産者訪問の様子の掲示物を食堂入口に掲示し、利用者に地産地消活動の取り組みに対する情報を提供しています。
キャンペーン活動
利用者に地産地消をより知ってもらい、利用促進につながる活動を行っています
地産地消キャンペーン(新メニュー開発)
2006年12月より、より生協の地産地消への取り組みを知っていただくため、地元食材を使用した新メニューの提供を年に数回行っています。キャンペーン時にはサンプルケースデザイン・新メニューPOP・プライスカード・卓上POPの制作も行い、新メニューの利用向上に取り組んでいます。2009年7月のキャンペーンでの売り上げ個数は麺類全体の20%、丼もの全体の45%を地産地消メニューが占めました。
今後、地産地消プロジェクトは、安定供給・コストなどの課題を改善し、地元食材を供給できるような体制を整え、生産者・食堂利用者を繋げられるような取組みを進めていきます。